このタイプあまり認知されていません。中国宜興を篆書で田の字のなかに彫り込んでいます。中の字に二本旗が立っているタイプです。これを勝手に髭中と呼んでいます。
あと,蓋が盛り上がっていわゆる鉄兜といわれる蓋のタイプ。注ぎ口がアンバランスに大きいのは初期の「型」自体,金属板をカットして道路工事のカラーコーンのようにまるめた手作りで大きさが不統一であったため,大きい小さいがあります。この個体はアンバランスな注ぎ口となっちゃいました。実用的にはこの方が使いやすいです。
中国・東南アジアの美術品 茶道具のご紹介