■トルコとスイスに行ってきました | ||
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ずっと行きたかったトルコとスイス焼き物の旅をしました。トルコは,トプカピサライ美術館。スイスはバウアー美術館です。トプカピサライ美術館は,歴代のサルタン達が使った景徳鎮や龍泉窯の大皿や壺がこれでもかという位あります。スイスのバウアーコレクションは,日本の骨董商と組んで集めた中国陶磁器の名品が友人の家に招待されたかのような,かわいい美術館の中で展示されておりアットホームな環境で堪能できます。 |
■トピカピサライ美術館 | |||
トルコへ | モスクワ市内 | ||
予算の関係で,アエロフロートを使いモスクワ経由でトルコに行きました。このキャリアさん,機内食もおいしくサービスも良いのですが,残念ながら飛行機の遅延やキャンセルが多く,そのため結構値段が安くなっているようです。 今回も,モスクワでトランジット。イスタンブール行きの飛行機が遅れて,もともと夜中の1時に着くはずだったのが,トルコに着いたらもう明け方になっていました。中国国内線はいつものことですが,ロシア航空も結構すごい物がありました。始めていったモスクワの空港で,半日どうなるかわからない飛行機を待つというのはかなり心細いものがありました。 |
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トプカピサライへ | |||
トプカピサライは,イスタンブールの旧市内にあります。もともと歴代のサルタン達の宮殿だったところ,いわば北京の故宮博物院と同じような感じです。大奥ともいえるハーレムが有名ですが,目指すは中国陶磁館。昔の厨房だったところ,右の写真の門を入って右側の建物です。 そもそも,景徳鎮青花の瓷器はトルコからのオーダーで作られた物です。ここ,トプカピサライには,龍泉窯と景徳鎮を中心に,1万個以上の焼き物がありその一部が展示されています。 歴代王朝がオーダーした物以外に,近隣との戦いの戦利品として収蔵された物も多いそうです。 当時の食文化が大皿に料理を盛って,皆で食べたということで,40cmクラスの大皿がほとんど。玉壺春などの壺も,水入れとして使われた物が多いです。 当時世界一の金持ちだったトルコの当時の王朝の,優雅な宴会風景が思い浮かびます。 |
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ハーレム | キリストの壁画 | ||
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■スイスバウアーコレクション |
バウアーコレクションは,本当にずっと行きたかったところでした。ジュネーブの旧市内にほど近い丘の上の高級住宅街にあります。ここは博物館として建てられた物ではなく,本当に普通の家の中に中国陶磁と日本の根付けなどのコレクションが展示されています。 唐三彩から宋磁,景徳鎮,玉などもあり,個人コレクションらしく,こじんまりとした作品が多いのが特徴です。トプカピサライのものは,超弩級の大皿などが多いのに対して,個人コレクションらしさがあります。日本の骨董商が集めた物がメインで,建窯の天目碗や鉄斑紋の入った龍泉窯などすばらしいものです。阪神淡路震災で壊れたチキンカップも別の物が展示されていました。 想像通り,この美術館で見るとすばらしさが違います。残念ながら写真撮影は禁止ですが,ほとんど貸し切り状態で,中にはケースにも入っておらずふれられそうな物もあって,バウアー卿の展示へのこだわりが伝わってきます。 これでお茶でも淹れてくれたら言うこと無いんですが・・・ それから,ここは毎日午後2時から開館ですので注意してください。 |
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